太陽光発電の補助金
太陽光発電の補助金は1kwあたりいくらか貰える計算になります。
自治体にも寄りますがパネルのW(ワット)×パネルの枚数=システムの総kw、こんがらがってしまう方はパワーコンディショナーのkw数で補助金が出る方もいらっしゃると思いますが、一般的にはシステムのモジュール総kw数になります。
下限は決まっておらず上限が決まっている事がほとんどです。年々太陽光発電システムの金額が下がっている事により補助金が無くなる所が増えています。自治体の考えもあるようですが東北大地震以降から補助金が出る所が増えておりました。年々太陽光発電システムの補助金の金額は減少傾向にあり、一度なくなったところは翌年補助金が復活するのは少ないように見受けられます。
補助金の申請は契約する前に申請できる所はほとんど無く、システムの設置の契約が済んでいる方から順に自治体に申請を出し(一部郵送で受け付ける所もあります)、予約を確定させた後自治体に申請を出した時や後日決定通知書が送られてくることになっております。
注意しなければいけないのは決定通知が来る前に工事をしてしまいますと、補助金が受け取れない場合がございますのでご注意ください。決定通知書を受取後、待ちに待った太陽光発電システムの工事を行います。そののちに連系後に売電を開始します。連系が終わったのち1週間~3週間以内に各電力会社から連携に関するお知らせという書類が届きます。(年度末や年末年始など大型連休や駆け込み需要がある時は更に通知が来ることが遅くなることが毎年起こっております)
ですので、ギリギリの申請やギリギリの工事日の設定などお勧め致しません。
連系のお知らせと工事完了の書類を添付して各自治体の指定した期限までに提出すると補助金が受けれます。
太陽光発電の仕組み
太陽電池モジュールで電気を作り接続箱で作った電気をまとめてパワーコンディショナで交流の電気に変換し分電盤に家庭内に電気を配ります。余った電気を電力会社に売ります。また創蓄連携システムはパワーコンディショナ+蓄電池ユニットで交流の電気に変換し分電盤にいきますが蓄電池ユニットでは直流の電気を溜めます。
太陽光発電システムで作った昼間の電気を賄い電気代を節約します。余った電気は売電で家計の収入になります。創蓄システムを導入し電気を貯めた場合、昼間の電気はそののまま使用し余った電気を蓄電します。太陽光発電が発電していない時間に蓄電池で溜めた電気を使って生活します。更にスマートへムスを搭載することにより各電気ブレーカーの電気の消費量を見える化ができますので、節約の意識もグッとアップします。
更にオール電化(エコキュートとIH)を設置されますと日中の電気代が高くなると言うデメリットを太陽光発電システムがカバーしてくれてより一層電気代の大幅削減になります。
長期保証期間モジュール25年保証:メーカーの出力規定値を下回った場合と製造に起因する太陽電池の割れ等に無料で対応します。機器瑕疵15年保証:製造の不具合が発見された場合無料で修理対応致します。
限られた屋根の面積に対して各メーカーのモジュールの大きさや変換効率、最大出力に違いがございますのでご自分の屋根に合ったシステムを構築することが大切です。
ここまで読んでくれた方にプロが教える秘密の太陽光発電システムの選び方をお教えいたします。
一か月の使用電気量-太陽光発電システムの一ヶ月総発電量=0がベストでしょう。しかし、現金で検討される方やローンで検討される方、投資商品として検討される方によって違いますが現金であれば予算内、ローンであれば月々の支払-(太陽光発電の売電収入+太陽光発電の昼間の使用量)=0、投資商品であれば屋根の面積に対して最大限総発電量=1kw単価最安値(信用の有るメーカー)が良いでしょう。
主力メーカーモジュール特徴
各メーカーモジュールについて強みや作りに違いがございますのでご説明致します。
パナソニック
電池モジュールHIT:独自のヘテロ接合体構造なのでたっぷり発電。ヘテロとは異なると言う意味です。ウォータードレインコーナーで汚れが溜りにくい。アモルファスシリコン層により発電効率の落ちる日中の高温時、一般的の太陽電池は10度上がると出力が5%落ちるが、HITの2.9%しか下がらないので高温時も発電量の高さを発揮します。モジュールの変換効率は19.3%~19.6%、公称最大効率は240W~252W、HIT台形タイプやハーフタイプのラインナップも揃えており、日本の小さなや屋根にも適していると言えるでしょう。発電トップクラスの3つの秘密。反射を減らしより多くの電気を取り込みが出来る。表面にはシリコンの表面をピラミッド構造により効率よく取り込みます。
発電した電力を多く取り込出し独自の構造でロスを少なくしております。日射量に応じて甲率良く発電した電気を変換しますので天気の良い高温の時から曇りの多い日でも効率よく発電し電気を変換します。
カナディアン・ソーラー
2001年に太陽光発電を実現するヨーロッパ・アジアに高品質のパネルを世界に提供する会社です。大小様々なモジュールのラインナップがございます。モジュール変換効率17.11%、18.11%、公称最大出力235W~295W。モジュールは中国で生産しコスト面を安くしております。国内メーカーと比べると1kwあたり5万円以上違うケースもございます。モジュールのセルの加工に関しては世界でトップクラスを誇っておりW単価を安く抑えれることに成功しております。パワーコンディショナや架台など周辺機器全般は国内メーカーと提携しておりますので、ご安心して頂きやすいでしょう。サービス拠点も全国で300以上拡大し外資系ながらも日本法人を設立しておりますので今後更にシェアを伸ばしていくことでしょう。
東芝
モジュール変換効率世界NO.1により小さな屋根やとにかく発電させたいというお客様に人気があります。他の大手太陽光メーカーとは違い海外メーカーと業務提携により全てをOEM商品とし東芝として販売しております。特に人気の高いSシリーズは日本の実用モジュール変換効率の技術達成目標値を2020年に「20%」とされているが、2013年に既に達成しております。高い発電功率を実現するバックコンタクト方式を採用しております。345Wのモジュールと25Wのモジュールを組み合わせることにより多様な屋根に設置できます。1連系最大5枚から設置できる事もあります。
Qセルズ
ドイツの太陽光モジュールメーカーです。破産により韓国の財閥企業ハンファに買収されました。Qセルズブランドを壊すことなく日本の市場では人気の海外メーカーの一つです。最大公称出力240W~300W、モジュール変換効率17.4%~18%、300Wのモジュールと240Wのモジュールを組み合わせることにより多様な屋根に設置できます。Qセルズ独自の品質管理プログラムによりIEC(国際電気標準会議)により厳しい信頼性テストを実施し生産工程で厳格な品質検査を行っております。周辺機器と架台は国内メーカーを採用しています。損害補償制度、連携日より10年、日照補償制度期間1年あたり5万円。保証額3000円未満は免責します。他のメーカーよりも保証が手厚い所が海外メーカーでも支持されております。
ソーラーフロンティア
CIS太陽電池を採用。C:銅、I:インジウム、S:セレン。3つの頭文字をとりCISと呼ばれています。真夏の温度の高い時に一般の太陽電池モジュール温度指数が小さい為出力低下を抑えられます。太陽光モジュールの一部に影が出来ると影になったモジュールの系統が大きく低下しますが、CIS太陽電池は出力は一部低下するが全体の影響は少なく安定した発電能力が発揮できます。唯一CIS太陽電池で日本市場で販売している国産のメーカーです。結晶モジュールより影による影響熱に対する影響は強いと言われていますが、モジュール出力の寿命が短いと言われております。ですので、現在モジュールの出力保証が25年が一般ではありますがモジュール出力保証は20年となっております。
三菱
屋根の大きさや設置環境に合わせて充実したラインナップがあります。標準・ハーフ・台形など屋根のデザインを重視した方に選ばれております。全ての商品(一部架台を除き)三菱ブランドになります。従来はセルの表面だけに形成していた特殊なパッシベーション膜を裏側にも形成し、発電のロスを抑えて出力を向上させるPERC構造を採用。また電極下だけリン濃度を高めることで出力を向上するSE構造も採用しております。従来よりもセルの4つ済の面積を小さくすることにより出力を向上させました。豪雨や塩害など太陽光の設置に厳しい環境でも塩害仕様を採用されるお客様が多いようです。またパワーコンディショナーの電力変換効率98%とパワーコンディショナーの市場で8年連続でトップです。今まで三菱は垂木固定を標準施工基準としておりましたが、新たに野地板固定専用ねじを開発することにより雨・風にも強い施工を実現しました。
長州産業
卓球女子日本代表の石川佳純さんをイメージとしている長州産業です。混合ダブルス金メダルおめでとうございます。石川選手は長州産業と同じ山口県出身との事です。HITモジュールはパナソニックのOEM商品になります。パナソニックとは周辺機器の違いやハーフ・台形モジュールが選べないことがデメリットです。しかしメーカー初の雨漏り保証が標準で付いております。その他CSモジュールを独自に開発し国内メーカーで国内生産をしております。ラインナップも250W~320Wの多数のモジュールから選べることができます。表明電極採用、シリコンが最大限の能力を発揮といえます。居低反射による近隣のトラブルを無くします。多層構造バック構造を採用。フレームやネジにも対応。長州オリジナルブランドでは(CSシリーズ)4本バスバーにより発電量の性能がパワーアップしております。標準モジュール・ハーフモジュール・台形モジュールも準備しておりますので、多様な屋根に設置可能です。
シャープ
業界トップクラスの変換効率19.6%、正方形に近いモジュールを採用し台形と組み合わせながらより多く設置できるようルーフ設計されております。受光量をアップする為にバックコンタクトを採用しております。また従来の意単結晶パネルは送電ロスを軽減するためにセルの銅配線3~4本でしたが、しかしブラックソーラーは銅配線は+-合わせて200本以上、裏面銀電極と銅配線が直接つながり線幅も太い為電流の損失を抑制します。webモニタリングサービスで利用をされる場合はセンターでもエラーコードを確認されますので不具合にも安心です。
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