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ジンコソーラーってどんな太陽光発電?特徴を徹底解説!

現在、太陽光発電機の購入を検討している方、太陽光発電メーカーの「ジンコソーラー」をご存知でしょうか?太陽光発電メーカーを選ぶ際の参考にできるように、ここでは、ジンコソーラーの実績や製品の特徴などを紹介します。太陽光発電システムの導入に失敗しないためには、複数のメーカーの比較が不可欠です。この内容を読んだ上で、ジンコソーラーを選択肢に含めるか検討してください。

ジンコソーラーってどんな太陽光発電?特徴を徹底解説!

“ジンコソーラーは2006年に創立された中国のメーカーです。創業当初から順調に業績を伸ばしていき、10年足らずの2014年には世界で第4位の太陽光発電メーカーになりました。その年に世界各地に納入したソーラー製品は7GWにも上ります。2015年時点では、世界に5つの生産拠点と、26の支店を持っています。支店のうち2つは東京と大阪にあり、「ジンコソーラージャパン株式会社」という子会社で営業しています。

ジンコソーラーは、太陽光パネルの開発からパーツの組み立て、さらには発電所の開発を一貫して自社で行う垂直統合型経営を行うことで、世界有数の信頼性を誇る太陽光発電システムソリューションを提供することを可能にしました。垂直統合型の開発なので、各プロセスで徹底した品質チェックを行っており、高い水準の製品を提供できています。社内の試験設備も整っており、取り扱っているすべての製品で総合的な検査をしているのも特徴の一つです。品質の高さはジンコソーラーが声高にアピールしているのではなく、ISOをはじめとする10の国際的な品質基準機関の審査をパスしてお墨付きをもらっています。”

ジンコソーラーってどんな太陽光発電?

“ジンコソーラーは、2013年3月に日本に進出しました。これは中国の有名ソーラーパネルメーカーの中では遅い進出になります。しかし、国内企業と提携を結び、供給体制や保証対応を強化したことで、その年のうちに出荷量の20%程度が日本向けになりました。
主力製品の多結晶モジュールは、最大出力は60セル版では1モジュールで270W、72セル版になると1モジュールで320Wになります。モジュール変換効率は16.5%とそれなりの水準になっています。単結晶の太陽パネルもあり、こちらは製造コストが高くなりますが、その分発電効率は多結晶よりも高いのが特徴です。ジンコソーラーが製造している単結晶モジュールは、変換効率が18%を上回るものがあります。
さらに、新作の住宅用モジュールでは、MPPTシステムを搭載することで日照時間が少ない場所でも、高い発電能力を確保することに成功しました。

太陽光パネルを選ぶ際は、性能だけでなく耐久性も重視されます。ジンコソーラーは耐久テストにおいて、風圧荷重2400パスカル、雪荷重5400パスカルに対する耐久性が証明されています。わかりやすくいうと、都市部にある住宅の2階に取り付けると風速45m/s程度までの耐性があり、また積雪量は2.5mまで耐えられます。
また、太陽光パネルで問題になるのがホットスポットです。ホットスポットとは、太陽光パネルに部分的な影ができて長らく発電ができずに、その箇所が発熱するという現象です。太陽光パネルに陽光が当たらない部分は、落ち葉や鳥のフンが原因でできることが多いです。ホットスポットを長期間放置すると、発電力の低下を引き起こし、最悪発火につながる恐れもあります。ホットスポットができても、パネルの数が多かったり、屋根の上に設置していたりすると、見つけにくいのが難点です。

しかし、ジンコソーラーの太陽光パネルは、部分的な影ができてもホットスポットになりにくいという特性があります。風や雪に対する耐性は、他社と似たような性能ですが、ホットスポットに関してはジンコソーラーが頭一つ抜けていると言っていいでしょう。”

ジンコソーラーの施工の実績は?

“ジンコソーラーは世界で数百万以上の世帯にソーラーパネルを提供してきました。また、大規模な発電施設の開発も行っており、中国の甘粛省金昌市では発電量200MWを誇るプラントの建設に携わっています。中国国外に目を向けると、イタリアの自然エネルギー会社と提携を結び、62MWの発電施設を開発したり、インドに大規模なソーラーパークを建設した実績もあります。
日本でも、投資用の太陽光発電システムとして多くの受注を得ています。分譲太陽発電のパネルにも採用されるなど、シェアをじわりと伸ばしてきました。

また、2018年だけでも数々の実績や受賞歴があります。3月にはオーストリアとドイツ市場でトップブランドの太陽光発電会社として表彰され、5月にはP型単結晶セル変換効率の世界記録を更新しました。7月~12月にかけては企業の実績を称えられ、国内外で5つの賞を授与されました。2018年版の中国の企業番付では、太陽光発電メーカーのなかではもっとも力のある企業と称されています。このように、ジンコソーラーは飛ぶ鳥を落とす勢いで成長している企業です。”

ジンコソーラーの保証内容

“ジンコソーラーは10年間の製品保証をしています。保証の対象となる製品は、太陽光モジュール・DCコネクター・ケーブルで、これらが技術的な欠陥が原因で故障した場合は、修理または交換を受けられます。公式サイトや関連ページを確認しても、保証によって太陽光モジュールを交換する際の足場代についての記載はありませんでした。太陽光発電の保証では、修理・交換は無料だけれども足場代は別という場合が多々あります。気になる人は事前に確認しておくのがいいでしょう。

また、ジンコソーラーを導入すると25年間の電力出力の保証がついてきます。太陽光モジュールの発電量は歳月の経過とともに緩やかに下がっていくのが普通ですが、購入してから12年間で公称出力の90%を下回った場合は追加のモジュールを提供、または交換や修理を行ってくれます。13年目から25年目の間では、公称出力である80%を切ったら同様の保証を受けることが可能です。
出力保証25年というのは業界でも最長レベルの保証になります。こうした手厚い保証もジンコソーラーがシェアを伸ばしている要因の一つになっています。”

ジンコソーラーの購入方法

“住宅用の太陽光発電でジンコソーラーの製品を取り扱っている施工店は少なく、適正価格がわかりにくいことがあります。評判のよくない施工店にひっかかり、不当に高い料金を取られないようにするために、人気メーカーの価格相場を参考にしながら納得の価格で購入するのがポイントです。
「ヒラソル」では、都道府県とメーカーを指定するだけで見積を提示することができます。他社メーカーの適正価格を調べるためにうまく活用してください。

太陽光発電を導入するなら、太陽光発電システムのメーカーの品質も大切ですが、施工業者選びも重要になってきます。メーカーの製品が上等であっても、設置する環境によっては向き不向きがあるため、施工業者がお客さんにアドバイスをする必要があるからです。住宅によっては、利用できるメーカーの選択肢が限られてくるので、そのなかで最適な製品を提案することがよい施工業者の条件の一つになります。”

まとめ

“ジンコソーラーの太陽光モジュールは、ほかのメーカーと比べるとホットスポットの耐性を除けばそれほど際立った性能ではありません。しかし、品質は申し分なく、何より10年間の製品保証と25年間の出力保証が魅力的です。
中国メーカーというと品質面を不安視する声がありますが、太陽光発電については中国の企業が世界を牽引しています。現にジンコソーラーは中国以外でも数々の表彰を受けているので、それほど品質を不安視する必要はないでしょう。
保証面を重視している人や、中国ブランドを気にしない人はジンコソーラーの導入を検討してみましょう。”

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