新築で自宅を購入しましたがガスで導入をしました。太陽光発電システムを設置をする場合オール電化に変えた方がいいでしょうか?
新築でご自宅をご購入され、標準でガス給湯器・ガスコンロが設置されている場合、太陽光発電を導入するからといって、無理にオール電化へ変更する必要はないと考えています。
一般的にガス機器の寿命は10〜15年程度と言われています。そのため、まずは現状の設備を活かし、給湯器などの更新タイミングでオール電化(エコキュート+IH等)への切り替えを検討する、という進め方でも十分合理的です。
一方で、小さなお子様がいらっしゃり「火を使うことが心配」という場合は、安全面の観点から早めにオール電化へ切り替える選択肢もあります。
オール電化にすると、時間帯別の電気料金プランを選択できる場合があり、夜間など電気代が安い時間帯にお湯を沸かしてタンクに貯め、必要なときにお湯を使う運用が可能になります(地域・契約内容により異なります)。そのため、給湯コストの面でメリットが出やすいのが特徴です。近年はガス給湯器も高効率化していますが、運用条件によっては、オール電化の方が給湯コストを抑えられるケースがあります。
また、オール電化は安全性や火気リスクの観点から、保険会社や契約条件によっては火災保険料が割引になる場合があります(割引の有無・条件は各社で異なります)。電気代だけでなく、こうした周辺コストも含めて総合的に検討すると判断しやすくなります。
ご自宅に30〜40年と長くお住まいになる想定であれば、将来の設備更新まで含めてトータルで検討した結果、ガス機器の寿命に合わせてオール電化へ切り替える方が合理的になる場合があります。短期的なメリット(電気代の最適化等)を重視する場合は、太陽光発電の導入と同時にオール電化を検討いただくのも一つの方法です。太陽光発電とオール電化は相性が良く、電気の使い方次第でメリットを最大化しやすくなります。
なお、ガス併用のご家庭で浴室乾燥機が設置されている場合は、浴室乾燥機が「ガス式」か「電気式」かを事前に確認しておくことをおすすめします(機種により運用コストが変わるためです)。
最後に災害時の観点です。
「停電してもガスが使えれば給湯器は動く」と思われる方もいらっしゃいますが、ガス給湯器は点火や制御に電気を使うため、停電時は基本的に作動しません。
一方、エコキュートも停電中は沸き増し等ができませんが、タンク内に残っているお湯は非常用取水口から取り出して使える機種が多く、生活用水として活用できます。